Livre para Viver

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Sony Readerでブラジルの本屋で買ったePubを読む

先日の投稿からずっとSony Readerで電子書籍を読むにはどうしたら良いのかという話題ばっかりですみません。ブラジルのネタを期待してくださっている方もいらっしゃるかもしれませんが・・・。

さて、ブラジルでは、Livraria Culturaという大手書店のウェブ通販サイトの電子ブックがKoboとの提携により、日本にいると買えなくなってしまいました。たとえ買えたとしても、ブラジル版KoboまたはKoboアプリを持っていないと、本を読むことができないらしく、無理矢理ePub版をダウンロードするためには、(アクセス元である)国を偽装して買わねばならないということが判明しました。

Livraria Culturaで購入し、この記事に書いたことをすれば、Sony Readerでもすんなり読めたわけですが、今後はその方法は通用しないことになりました。これでは安くブラジルの本が送料がかからずに読めるという目的で買った電子書籍リーダーがあまりに意味のないことになります・・・。

ということで代替手段を探していたわけですが、同じく大手書店Saraivaのサイトでは、登録はできるものの、ブラジルに住んでいないと購入できない本が多く使えない・・・。

そんなわけで途方に暮れていたわけですが、Gato Sabidoというサイトがどうやら使えることがわかりました。ただ、直接日本のクレジットカードで購入すると弾かれてしまい(持っている2枚のうち一方はVisa、もう一方はMaster)購入できないので、支払いオプションで、PayPalを選択し、PayPal経由で購入すると良いようです。ちなみに、Amazon.com.brではアメリカのアカウントでログインはできましたが、購入はできなくなっています。

電子書籍の良さって、海外にいても、読めることだと思うのですが、デジタルの時代で便利になったかと思いきや逆ですね。こんな面倒くさいことになるとは思いませんでした。他の電子書籍を売っている書店もいつ買えなくなるか分からないので、買えるときに買っておくのがいいのかもしれません。それからLivraria Culturaは電子書籍が充実していましたが、他の書店はそれほどでもありません。これはKoboKindleの進出である程度市場が活性化してくれば増えてくるとは思うので、今後に期待でしょうか。

日本のSony Reader Storeも十分な品揃えとは言えません。KoboAmazonの洋書の品揃えにはやはり負けます。

さて、ダウンロードしたDRM処理されたePubを(日本版) Sony Readerで読むためには、このDRMをなんとかしなければなりません。先日の記事では、PDFでないと読めない、と書きましたが、ファームウェアを更新したところ、ePubでの表示が普通にできるようになっていました。となれば、動作が重く、また、文字サイズの変更もしにくいPDFよりは、ePubの方が格段に読みやすいので、ePubにしてしまうのが良さそうです。

PDFではもの凄く読みにくかったのですが、ePub対応になってから、すごく読みやすくなり、買って良かったと思うようになりました。問題は、電子書籍をいつまで入手できるかですね・・・。

ちなみにRakuten Koboは一応洋書を扱っていて、ePubでダウンロードできます。Amazonの場合、Kindleでしか読めませんが、KoboePubですので、Sony Readerでも読めます。ePubでもダウンロードできるかどうかは、ファイル形式と書かれたところを見るとわかります。

と、送料のかかってしまう、外国の本を読むために買ったSony Readerですので、買えるうちはどんどん外国の本を買って読もうかと思っています。

Sony Reader Storeも十分といえる品揃えになるといいなと思います・・・。ブラジルもようやくAmazonKoboの進出により電子書籍市場が活性化してきたみたいですし、日本もブラジルも、電子書籍が充実してくればいいのになと思います。