Livre para Viver

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結婚してつくづく良かったと思う

この記事は、制度としての結婚について述べようとするものではありません。

婚姻届を出す、出さないに関わらず、パートナーを持つことについて考えを述べています。*1

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この鳥は、イグアスの鳥公園の鳥たちです(cf. イグアスの滝に行ったら鳥公園(Parque das Aves)に行こう! - Livre para Viver

実は、私は、「結婚しなくても良いかなー*2」と思ってた口であり、恋人がいないことを寂しいと口では言っていましたが、それほど渇望したことはありません。

実際、大学卒業してから2年後に初めての恋人ができたので、20年以上も恋人がいなかった計算です。

ですから、今の妻とおつきあいするようになってから、1年半で結婚したことは、恐らく周りからみたら、「ひょうたんからコマ」、的なことだったのではないかと思います。

必然だったのかも

結婚してから、もう半年以上が経って、今年の11月には子どもも生まれてくる予定です。

私は、「博士号を取るまでは結婚できないかなー」と思っていたので、親からしても、妻にとっても、私にとっても、今の時点で結婚しているとは、思っていませんでした。

でも、妻が去年の2月に転職して関東にやってきて、いままで車通勤だったのに毎日満員電車で50分かけて通い(しかも駅に着いた電車はすでにぎゅうぎゅうずめだったようです)、会社でストレスをため、体調も崩して(お昼休みとかにメールしても「元気!」と返事がくることは、月に2回あるかないかでした)ということが、早くに結婚を決めた理由として大きかったです。

もちろん、いずれ結婚したいとは思っていましたが、このようなことがなかったら、背中は押されなかったと思います。

妻の意志で決めたのは、関東で転職すること。それだけです。

決まった会社のアパートは神奈川で、私の家から2時間以上。心配でもすぐ飛んでいける距離ではありません。

転職した上に、すぐに会社の環境がかわってしまったことで、なおさらストレスをためてしまったようです。

そういうようなことが重なって、いずれ結婚するのであれば、一緒に住めば顔も毎日見られるし、つくばに来れば電車も座って行けるし、早く結婚しない理由はなかったのです。2人とも結婚式は挙げなくて良いと話していたのも、早く結婚できた理由かもしれません。

後付けかもしれませんが、必然的に結婚することになっていた、ような感覚をもってしまいます。

ふたりで過ごす安心感

結婚して良かったなと思う最も大きいことは、ふたりで過ごす安心感です。

自分の性格・不安などを受けとめてくれる妻の存在は大変ありがたいです。

最近、年収300万で楽しく過ごせるプア充なることば*3がありますが、年収300万なんて夢の夢です。それなのに、収入の面は差し置いて、人として好きだから、という理由で結婚してくれた妻には大変感謝しています。

一般的な会社員と違って、安定的な収入が得られるのが、いつになるのか分かりません。いろいろな仕事をしても、翻訳などの仕事は、景気や、さまざまなことに左右されがちです。そんな自分でも、「あなたが好きだから」という理由で結婚してくれることを決めた妻にはただただ感謝することしかできません。

今、子どもが産まれようとしています。正直不安ですが、ふたりでならなんとかやって行けそうと感じさせてくれるのは、彼女が妻だったからだと思います。

結婚前は、「お金の不安」から「このまま生きていてもムダなのではないか」と思うことも時々ありました。不安に感じたり、気持ちが落ち着かなかったりすることも良くあったような気がしますが、そのようなことはかなり減ってきました

それは、今のありのままを受け入れてくれる妻のお陰だと思います。

 喜ぶ顔がみたい

時々、駅でおいしそうなものを売っていたりすると、ついつい食べたくなってしまいます。

これ、妻もきっと気に入ってくれるだろうなぁ、と思うと、喜んでくれる顔みたさに、お土産を買ってしまいます。

良く、買うのは、つくばの「コートダジュール」っていう洋菓子・ケーキ店のもの。ここの生菓子は、(ネーミングはちょっとあれだけど)すごくおいしいのです。もとからたまに買ってはいたのですが、一緒においしいものを食べられる相手がこの人で良かった、とまいど幸せを感じます。

何よりも感謝しているのは

何よりも、感謝しているのは、ありのままを受けとめてくれることだと思います。

一番好きな妻の良いところを挙げるとするならば、寛容なところじゃないかなと思います。

産まれてくる子どもも、妻のような寛容な子に育ったら良いなと考えています。

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*1:現在の日本のシステムでは、婚外子を産むことはメリットよりもデメリットの方が大きいと考えます。また同性婚が認められないことも問題だととらえています。このような状況を変えて行った方が良いとは個人的には思っています。ただし、ここでそれについては論じません。婚姻届を出して法的に夫婦として認められたとしても、そうでないとしても、一緒にずっと連れ添っていく、ということをここでは「結婚すること」とします。同性も含みます。

*2:結婚については、今も、是非ともしなくてはならないとは思っていません。たまたま「結婚したい!」と思う人とめぐり会えただけであり、もしそういう人に出会わなかったら一生結婚しなかったかもしれません。

*3:年収300万円だからこそいい “プア充”提唱者が語る、女性が本当に幸せになれる結婚とは?|ウートピ