【宣言】統計の勉強をはじめます!(分かりやすい統計の本を買いました)
こんにちは。
博論の修正中です。博論の修正も先が見えず、博論提出後の来年の見通しも全くたたず、そんな中、子どもも産まれるので、嬉しくはありますが、不安な毎日を送っています。
突然ですが、統計の勉強を始めようかなと思っています。
はじめての統計学
学部生の時に、統計学の授業(年間30コマの授業)を履修していました。
まず1年生の時に受講しました。このときは、再度受講したいために、聴講のような形で出席していました。
その後、留学から帰国した4年生の時に受け直しました。
私の出身大学は、入試の際に、数学が必要なく、しかも外国語学部のみの単科大だったため、統計学の履修者も数学が苦手、という人が多かったように思います。(まあ、それでも、本当に苦手な人はそもそも受けていなかったのですが)
そんなわけで、本当に基礎の基礎を勉強したといった感じです。
挫折の連続
大学院に進学しても、そもそも統計的なアプローチが馴染まない研究を進めていたので、統計について勉強する機会があまりありませんでした。
しかし、興味のある研究なのに、統計の知識がないと理解もできないし、質問もできない発表に度々出くわすと、これは統計の勉強もしておかなければといつも思っていました。
今後の研究の幅を広げる意味でも、現在の研究に説得力を持たせる意味でも、統計の勉強はしたいとずっと思っていました。
そんなわけで、書店で手に取ったこんな本や・・・
こんな本など
買ってみたけど、どちらも、途中で挫折していしまいました。
前者は、端折っている部分が多く、また、後者は、「基礎」とついているものの、前提としている知識が多く、すぐに諦めていました。
実際に統計を学んだ人のブログから
と、そんな中、はてなブックマークを見ていると、こんなブログがホットエントリーに入っていました。
私は統計の勉強を始めた当初、いろいろ本を買ってきて、「ついて行けねー」とか思って途中で読むのをやめたものもいくつもあります。
と、あります。まさに、私の状況と同じです。
早速アマゾンでこの本の評価をみると、初心者の方や、本当の基礎だけの知識から始めた方が多く、しかも高評価です。
この本のアマゾンのレビューの中で一番心を打たれたのが、
なぜ読みやすいのか?
例題に基づいて丁寧に心理統計の語句を説明してくれるからである。
「よくわからないけど、使用していた単語」を細かく説明しており、さらには順を追って説明してくれるので、一度理解してしまえば、心理統計学が楽しくてしょうがなくなる。
この部分です。学部で受けてきた授業は、とにかく、「方法と(それによって出てきた検定結果の)意味を覚えて使えるようになりなさい」というスタイルだったため、先生にも質問しまくっていました*1し、なんだかスッキリしないまま授業が終わっていたことが多かったです。
その部分がスッキリするとなれば、挫折せずに読んで行けそうです。
今のところ良さそう
まだ第1章しか読んでいませんが、とても読みやすく、また、統計をやっている人にとっては、常識レベルであろうことまで丁寧に解説しています。(中学校で勉強するような内容まで丁寧に説明があって、本当にありがたいです。)
そして、この本が信頼おけるなーっと感じたのは、著者のまえがき「はじめに」で、
統計学の教師の中には、「統計学は難しくない」と言って教える人もいるようですが、私は「統計学は難しい」と思います。基本的な内容で、自分なりに理解したと思っていたことが実は誤解であったとか、生半可な理解であったことに気付くとかの「分かりなおし」を今でもしょっちゅう経験します。その意味では、「統計は奥深い」というのが適切かもしれません。(p. iv)
と書かれていました。「やさしい」とか「分かりやすい」とかって言ってしまわずに、「難しい」と思っている著者が書いた本だからこそ、丁寧な解説があるのではないかと、勝手に思っています。
ワークブックも買ってみました
このワークブック、上述したテキストに準拠しているとのことで、より深く理解するためにも良いかなと思って、ポチってしまいました。こちらは今日届きます。
*1:本務校のある非常勤の先生だったのですが、お昼休みに入りこんでまでしっかり説明してくださる素晴らしい先生でした。