Livre para Viver

日本語とポルトガル語とその周辺

『日本語教育 学のデザイン』出版記念イベントに参加して

大阪に行ってきました。

「日本語教育 学のデザイン」という本を購入し、読んだわけです。

「日本語教育」の勉強への重い腰をあげてくれた本でした。

b.livreparaviver.net

この本の出版記念イベントが、先日大阪で開催*1され行ってきました。

とても有意義なイベントで、いろいろなことを吸収してきました。

私は、曲がりなりにも、大学の学部や大学の別科で日本語を教えています。今回のイベントでは、大学で教えている人は少数派のようで、専門学校、地域、短大など、様々な現場で教えていらっしゃる方とお話をすることができました。

これからの日本語教育を描くというテーマで、ワールドカフェ*2が行われ、こういった日本語教育の関係者の方とお話することができ、自分の知らない世界や、興味を持っていた世界での日本語教育について知り、考えることができました。

教室と教室の外

私は日本で教えていますから、学生は、教室の外でもアルバイトや買い物などで日本語に触れます。

教室で勉強する日本語とは違う日本語が外の世界から聞こえてきて、その日本語も当然のことながら、彼らは覚えていきます。

この教室の外と中は、物理的に、断絶しています。

また、教室では、1名の教師と、多数の学生たちが一同に介して、(多くは)教師のコントロールの下で授業が進みます。これは、教室の外とは、かなり性質を異にする環境だといえます。

そこでは、教室の外と中の相互の関わりというのは薄く、「今日教えるべきこと」を身につけるための、練習やタスクが行われます。

しかし、彼らが日本語を学んでいるのは、教室の外で使うためです。

この教室の中と外が相互に補完しあってもいいと思うのですが、なかなかそうもいきません。

今回、イベントに参加して、教室の中と外の問題について考えなければな、と思いを新たにしました。

個人的には、相互に関わり合うような授業展開をしたい、でも、具体的にどうすれば良いのか、答えはでません。

 

勉強が必要なのかもしれない

というわけですが、こういったことを考えるための素地が私には絶対的に足りません。

日本語教育のことを知ったような顔をしていてはいけないなと実感しました。

その地と図を描くことを目指した『日本語教育 学のデザイン』は、その入り口として相応しい本だったように思います。 

日本語教育 学のデザイン: その地と図を描く

日本語教育 学のデザイン: その地と図を描く

 

そして、この本を入り口に、日本語教育に携わるひよっことして、少しでも「日本語教育 学のデザイン」に貢献できるよう、しっかりと勉強していこうと思わせてくれたイベントでもありました。

今は、本書で紹介されていた「日本語教師のための知識本シリーズ」から以下の本を読んでいます。研究の知見を基礎に、それをどう日本語教育に活かしていけば良いのか、考える土台を作ってくれるような気がします。こちらについては、稿を新たに、ご紹介したいと思います。 

 

*1:実は東京でも以前やっていたのですが、用事があったか、直前だったかで行けなかったのです。

*2:ワールド・カフェとは? | ワールド・カフェ・ネット