日本語教育
科研費研究の関連で、看護師を目指す留学生のための第二言語教育に関する取り組みに関する論文を読んでいます。 国内における研究は、これまで留学生が多くなかったこともあり多くはないようなのですが、英語圏ではそこそこ論文があります。 その中で、Crawf…
今年の授業で新たな取り組み?として、Google Documentsを使って電子黒板がわりにするということをしています。 本当は、Google Docsを使って学生の答えを共有したいのですが、教室の制約からパソコンが設置されている教室ではなく、本学の医学部以外の学部…
かねてより看護学部の留学生向け日本語教材の開発を、本学の同僚である加藤林太郎さん、浅川翔子さん(慶應義塾大学に2019年4月より異動)とともに行っていました。それに関連した科研費を申請していましたが、晴れてこの度採択となりましたのでお知らせいた…
昨日以下のような記事を書きましたが・・・・、 livreparaviver.hateblo.jp 早速こんな速報が飛び込んできました。 【速報】外国人労働者の受け入れ 5年で最大34万5000人の見込み 政府— テレ朝news (@tv_asahi_news) 2018年11月14日 5年で最大34.5万人の方…
外国人労働者受け入れ 外国人労働者受け入れの話題が日本語教育業界の界隈でもにぎやかになっているような印象です。 すでに多くの記事が出ているので、目に触れている方も多いことと思います。 https://www.fnn.jp/posts/00405355CX この記事によれば、来年…
だいぶ日があいてしまいましたが、9月14日から15日まで、九州大学病院キャンパスにて開かれていた、第10回日本ヘルスコミュニケーション学会学術大会に行ってきました。 私は、本学の日本語教員の先生、看護学科の先生と共同で行なっている研究の一部…
先日(8月28日)、日本リメディアル教育学会第14回全国大会(@創価大学)でポスター発表をしてきました。 稲田朋晃・品川なぎさ・山元一晃・佐藤尚子 (2018) 「医療系分野で学ぶ留学生のための漢字教科書の開発」(『日本リメディアル教育学会第14回…
先日(2018年7月22日)、秋葉原にある首都大のサテライトキャンパスにて行われた「看護と介護の日本語教育研究会」教材広場に行ってきました。 医療系の大学に着任し、看護師や介護福祉士を目指す外国人のための日本語教育の知見を活かせたらと思って行って…
私は、学部はポルトガル語を専攻していました。3年次にはブラジルに留学までしたのにも関わらず、今ではポルトガル語との関わりはほとんどなく、国内の大学で日本語教育に従事しています。 なぜ、日本語教育に従事するようになったのか、ポルトガル語と離れ…
日本語教育という分野に関わるようになるとは思っていなかった学部生のころ。ポルトガル語を学んでおり、言語学には興味を持っていました。 音韻論や音声学にも興味を当然持っていて、ブラジル留学中には音声学を勉強していました。 ポルトガル語で書かれた…
成田市にある国際医療福祉大学成田キャンパスの助教に着任しました。医療専門職を目指す留学生たちの日本語教育に携わることになります。教育・研究の面でも頑張っていきたいと思っています。
昨年度より担当している初級日本語クラスでは『げんき』という教科書を使っています。 GENKI: An Integrated Course in Elementary Japanese I [Second Edition] 初級日本語 げんき I [第2版] 作者: 坂野永理,池田庸子,大野裕,品川恭子,渡嘉敷恭子 出版社/メ…
ある大学では、日本事情の授業を担当しています。 対象は、学部生ほぼ全員なのですが、実際には来るのは留学生のみです。 日本語は、中上級から上級といったレベルの学生たちです。 日本事情の授業は、その名の通り、日本の文化や、歴史、社会などに関する基…
今学期から、新たな取り組みとして、語彙を覚えるためにWebアプリを活用することにしました。 b.livreparaviver.net 以下の2点が主な理由です。 ・授業での語彙の習得度が違い、練習時に授業が滞ってしまうことがある。 ・スキマ時間に効率的に語彙を覚えて…
昨年度より本格的に日本語教育にふたたび従事するようになり、日本語教育や教授法の勉強を少しずつ勉強を進めています。 とはいっても、コマをこなすことで、精一杯で、なかなか進まないのですが・・・。 b.livreparaviver.net b.livreparaviver.net 一方的…
昨年度の後期、主に留学生対象のアカデミックライティングの授業を担当しました。 これは、かなり上級の学生を対象としたもので、卒業論文や修士論文、さらには、投稿論文の書き方も含めたライティングの授業でした。人数も10人に満たず、じっくりと進めるこ…
電車の移動など、少ないすき間時間に、少しずつ読んでいる本。ようやく3分の2ほどを読み終えました。 日本語教育学を学ぶ人のために 作者: 青木直子,土岐哲,尾崎明人 出版社/メーカー: 世界思想社 発売日: 2001/08 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商…
大阪に行ってきました。 「日本語教育 学のデザイン」という本を購入し、読んだわけです。 「日本語教育」の勉強への重い腰をあげてくれた本でした。 b.livreparaviver.net この本の出版記念イベントが、先日大阪で開催*1され行ってきました。 とても有意義…
今年度から日本語教育の現場に本格的に復帰しています。 b.livreparaviver.net 何やら、日本語教育のトレーニングを受けたような顔をしていますが、実は、学部はポルトガル語専攻だったので、「日本語教育能力検定」という日本語教師としての能力があること…
日本語教育に復帰して、早6ヶ月。2011年1月に日本語学校を辞めてから、4年以上の時を経て、今年から本格的に日本語教育の現場に復帰しました。2011年に辞めてからの4年間は、永住者のプライベートレッスンや、留学生のフォローアップのクラスを担当したり、…
私、ブラジルやポルトガル語やらのネタが多いのですが・・・ 実は、日本語教育能力検定(日本語を教える能力があるということを客観的に示す検定試験)に合格しています。 国家資格ではないので、合格していなくても日本語を教えることはできますが、国内の…
こんな記事がありました。 外国人学業支援:子どもら対象「虹の架け橋教室」終了方針 - 毎日新聞 この記事によると、日本語を母語としない外国人の児童生徒を支援する「虹の架け橋教室」の終了方針が打ち出されたとのこと。 日本に住む外国人の子供の学業を支…
神奈川県横浜市で、「やさしい日本語」で情報提供する試みが始まるそうです。 横浜市 「やさしい日本語」で伝えるための基準初版ができました! (平成26年06月03日記者発表資料概要) つくば市も「やさしい日本語」の情報サイトがあるけど、横浜もだって。こ…
ごぶさたしております。 専門というわけではないのですが、地域日本語教育に関する話題です。 今日、フェースブックをみていたら、このような記事が目に尽きました。 読み書きができない人が学ぶ識字教室や在日外国人向けの日本語教室が、大阪市内の各地で開…
お久しぶりです。 大口翻訳案件がここ一ヶ月続いており、昨日やっと終わり落ち着きました。 そのため、1ヶ月ほど、更新をサボっておりました。 しかも今回は、結構な堅物の産業翻訳だったため、かなりキチキチな感じでした。 が、取り敢えず終わったので、…
日本語学校の生徒で、来日1年、日本語は日本にくる飛行機で初めて触れたという韓国人がいます。 彼は、日本に来て1年。本来は2年で終えるコースを何と、飛び級の飛び級をしまくって、1年で終えて、いざ韓国に帰らんとしています。 このビックリするよう…
日本語の教科書として広く普及している『みんなの日本語』。 この本には、本冊に加えて、準拠教材が同じ出版社から出されています。 中でもこの本はピカイチに便利。 多言語で出版されていて、タイ語など日本語の教科書ではあまり見られない言語であります。…
日本語を教えてると、言語の複雑さを感じます。 ネイティブの人って自分の言語の難しさに気付かないけど、改めて教えたり、外国語を学んだりするときに、言語の複雑さに驚きます。 複雑であるのに、体系的。基本的なところは揺るがない言語って、知れば知る…
今日は、ひらがなを教えました。 1時間目はフラッシュカードで言ってもらいました。 なかなか覚えられない学生が2人。 他の学生が退屈してきます。 とはいえひらがなが読めなければこの先の勉強がままならないので何度も復習します。 そのあと、カルタ大会!…
さて、今日は、日本語学校。うまれてはじめて、日本についたばかりのわかる日本語はさよならだけ、みたいな学生を教えました。私は、結構日本語を教えるときに、助詞を入れて話してしまうのですが、どうなんでしょう。できるだけ、分かりやすく、つまり習っ…