映画「汚れた心」Corações Sujos
日系移民が、戦後、日本が戦争に勝ったと思い込む「勝ち組」と、連合国側が勝って日本が降伏した事実を受け入れた「負け組」の生々しい抗争の様子を描いた映画です。
予告編をご覧になって分かるように、伊原剛志、常磐貴子など、日本の俳優が主要なキャストを務める映画です。前編に渡って、ほぼ日本語ですので、とっかかりと思います。
映画としても、大変完成されていました。
負けを信じている人は、皇国を冒涜する国賊としてレッテルを貼られ、どんどんと殺されていきます。負けを信じる人は人として認められないということです。
取り敢えず、見てからいろいろと考えて欲しい映画です。
日本のネット社会を見ていても、同じような精神性は伺えます。過去の悲劇なのではなく、私たちの目に止まらないところで、同じようなことが起きているのかもしれません。
この映画は本当に素晴らしい映画だと思います。ただ単なる、外国人から見た日本のイメージの映画ではありません。
取り敢えず、見て欲しいと思います。
日本の予告編は次です。
[ 追記]DVDが発売されています
DVDが既に大分前に発売されています。買おうと思っていましたが、まだ買っていません。いつか買いたいなと思っています。
ブラジル映画ですが、全編日本語です。