Livre para Viver

日本語とポルトガル語とその周辺

ピチカート感が満載のPato FuとFernanda Takai(フェルナンダ・タカイ)

Pato Fuというブラジルのバンドがあります。

ブラジル、ミナスジェライス州はベロオリゾンチ出身のアーチスト。

(ちなみにミナスジェライス州は、Jota Questというブラジルで人気のアーチストも輩出しています。)

そのボーカルのFernanda Takaiは、透明感のある声で、以前から好きだったわけです。

Made in Japanで日本でも有名に? 

Pato Fu のアルバムで日本でも有名になった曲といえば、これ。

ちょっと不思議な日本語で歌う、Made in Japanも入っています。

ISOPOR (2008 edition)

ISOPOR (2008 edition)

 

この曲を聞くと、どこかピチカートファイブのような感じがありませんか?


Pato Fu - Made in Japan (Best Quality) - YouTube

実は、このFernanda Takai、ピチカートのボーカルである野宮マキさんとも交流があって、ピチカートの影響を受けていると自分自身でも言っています。(このインタビューでも、スザンヌベガなどに加えてピチカートも良く聞くと述べています。)

最近のPato Fuは、Música de Brinquedo (おもちゃの音楽)という斬新なタイトルで出しています。

これは、おもちゃのピアノで演奏されていて、なんだかかわいらしい感じのサウンドです。ピチカートなんかと同じ臭いを感じる音楽が詰まっています。(下のリンクから視聴できます。)

そして、ボーカルに、子ども達の声も入っていて、とても癒されるアルバムに仕上がっています。

ピチカートのTwiggy Twiggyもカバーされていて、原曲よりもかわいく仕上がっています。

Música de Brinquedo

Música de Brinquedo

  • Pato Fu
  • Brazilian
  • ¥1600

このように、Pato Fuというバンドでのリリースでも、(私の個人的な)琴線に触れる楽曲をたくさんリリースしています。

Fernanda Takaiとしての活動

バンドとしてのリリースもとても魅力的な楽曲が多いのですが、Fernanda Takai名義で出している音楽もとても秀逸です。

野宮マキとのデュエット曲もあります。

Fernanda Takai のアルバムとして、まず思い浮かぶのが、Onde Brilhem os Olhos Seus。

ゆったり流れるメロディーに、フェルナンダの心地よい透明感のある声がすーっと入ってきます。(移民100周年記念で作成されたアルバムだったかな?)

Onde Brilhem os Olhos Seus

Onde Brilhem os Olhos Seus

  • Fernanda Takai
  • MPB
  • ¥1600

 その後に発売されたライブ盤のLuz Negraも、優しい感じが伝わってきて、心地よいです。

Luz Negra (Ao Vivo) - EP

Luz Negra (Ao Vivo) - EP

  • Fernanda Takai
  • MPB
  • ¥1200

 その後、Andy Summers と共同制作のアルバムが出てきます。

これも、もーほんと何とも言えない感じで、良すぎです。

Andy Summersのギターがもう、ヤバイ。それに、出過ぎない嫌みのない感じのFernandaのボーカルが、もう心地よすぎて・・・。

もう、ホントこのアルバムは、とにかく聞いてくださいって感じです。

Fundamental

Fundamental

  • Andy Summers & Fernanda Takai
  • MPB
  • ¥1600

 そして、最も最近のアルバムは、3月に発売されたばかりのNa Medida do Impossívelです。

これもPato Fuとは違って、Fernandaの優しい感じが全面に出ている感じのアルバム。

Na Medida do Impossível

Na Medida do Impossível

  • Fernanda Takai
  • MPB
  • ¥1600

どれも、好きですが、1つを選べと言われたら、最高傑作は、Fundamentalかな。

Andyのギターと、Fernandaのボーカルが本当に見事にマッチしています。