ピチカート感が満載のPato FuとFernanda Takai(フェルナンダ・タカイ)
Pato Fuというブラジルのバンドがあります。
ブラジル、ミナスジェライス州はベロオリゾンチ出身のアーチスト。
(ちなみにミナスジェライス州は、Jota Questというブラジルで人気のアーチストも輩出しています。)
そのボーカルのFernanda Takaiは、透明感のある声で、以前から好きだったわけです。
Made in Japanで日本でも有名に?
Pato Fu のアルバムで日本でも有名になった曲といえば、これ。
ちょっと不思議な日本語で歌う、Made in Japanも入っています。
この曲を聞くと、どこかピチカートファイブのような感じがありませんか?
Pato Fu - Made in Japan (Best Quality) - YouTube
実は、このFernanda Takai、ピチカートのボーカルである野宮マキさんとも交流があって、ピチカートの影響を受けていると自分自身でも言っています。(このインタビューでも、スザンヌベガなどに加えてピチカートも良く聞くと述べています。)
最近のPato Fuは、Música de Brinquedo (おもちゃの音楽)という斬新なタイトルで出しています。
これは、おもちゃのピアノで演奏されていて、なんだかかわいらしい感じのサウンドです。ピチカートなんかと同じ臭いを感じる音楽が詰まっています。(下のリンクから視聴できます。)
そして、ボーカルに、子ども達の声も入っていて、とても癒されるアルバムに仕上がっています。
ピチカートのTwiggy Twiggyもカバーされていて、原曲よりもかわいく仕上がっています。
このように、Pato Fuというバンドでのリリースでも、(私の個人的な)琴線に触れる楽曲をたくさんリリースしています。
Fernanda Takaiとしての活動
バンドとしてのリリースもとても魅力的な楽曲が多いのですが、Fernanda Takai名義で出している音楽もとても秀逸です。
野宮マキとのデュエット曲もあります。
Fernanda Takai のアルバムとして、まず思い浮かぶのが、Onde Brilhem os Olhos Seus。
ゆったり流れるメロディーに、フェルナンダの心地よい透明感のある声がすーっと入ってきます。(移民100周年記念で作成されたアルバムだったかな?)
その後に発売されたライブ盤のLuz Negraも、優しい感じが伝わってきて、心地よいです。
その後、Andy Summers と共同制作のアルバムが出てきます。
これも、もーほんと何とも言えない感じで、良すぎです。
Andy Summersのギターがもう、ヤバイ。それに、出過ぎない嫌みのない感じのFernandaのボーカルが、もう心地よすぎて・・・。
もう、ホントこのアルバムは、とにかく聞いてくださいって感じです。
そして、最も最近のアルバムは、3月に発売されたばかりのNa Medida do Impossívelです。
これもPato Fuとは違って、Fernandaの優しい感じが全面に出ている感じのアルバム。
どれも、好きですが、1つを選べと言われたら、最高傑作は、Fundamentalかな。
Andyのギターと、Fernandaのボーカルが本当に見事にマッチしています。