韓国語が飛び交う街Bom Retiroーツアーじゃ行かないサンパウロガイド(2)
サンパウロといえば、日本からの移民の子孫である日系人が多いことが知られます。
そんな日系人が集まって日本人街として発展した街Liberdade。
現在では中国系韓国系も多い東洋人街として、国内外の観光客を集めています。
ここは、ブラジルに旅行する人は誰でも訪れ、日本から遠く離れたブラジルで日本のものが買えたりすることに驚いたりします。
しかし、サンパウロには、韓国人も多く住んでいます。
その多くは、サンパウロの中心地の南にあるBom Retiroという地域に住み、韓国人街が形成されています。
賑やかな東洋人街Liberdadeとは対照的に、落ち着いた雰囲気の街並みに、韓国系のお店がちょこちょことあります。
ブラジルという国の多様性を垣間見れる場所としておすすめスポットです。
街を飛び交う言語も、文字も韓国語
Bom Retiroの街は、東京で言えば新大久保の街から賑やかさを取った感じです。
最寄りの地下鉄駅(Tiradentes)から徒歩数分で到着します。
突如目に飛び込むのは、韓国語の文字。
東洋人街であるLiberdadeは、地下鉄降りたらすぐなのですが、Tiradentesは、見渡す限り歴史的建造物ばかり。
軍の施設やら、州の施設やら、教会やらが目に入ります。
案内もないので、韓国語の文字が見えるとほっと一息。
ブラジルではメジャーなドラッグストアチェーンも、韓国語でも併記されています。
こんな具合ですから、韓国系の商店、レストランも多いです。
このように、一面、韓国語のみのお店もみられます。
Liberdadeは、日本人街が最初なので(cf. 【ブラジル】 サンパウロの日本人街に行ってみた - El Mundo)、日本のものが多いのですが、ここBom Retiroは韓国系の食材店が多いです。
街のカフェに入っても韓国語、商店に入っても韓国語が飛び交っています。
新大久保?
この写真、新大久保で撮ったと言っても誰も疑いを持たないと思います。
Bom Retiroは、リトルコリアといった具合です。
東洋人街といわれるLiberdadeは、もはや日本語よりもポルトガル語が飛び交いますが、ここBom Retiroは、韓国語で話し掛けられるような街。
物を買うと「カムサハムニダ」と言われ、「Obrigado(ありがとう)」と返すと、
ああ、「ブラジル人だったんですね。」と言われるような街です。
街は、ゆったりとした時間が流れているので、せわしないサンパウロの街に疲れたら一服するのも良いかも。
カフェに入れば韓国風パン屋さん(日本にもあるような菓子パンがたくさん売られています)ので、コーヒー片手に、K-POPの流れる店内で過ごすのも良いかもしれませんね。
アクセス
地下鉄1号線(青のライン)でTiradentes駅で降ります。駅を出ると、公園のような広場のような場所があるので、そこを突っ切っていきます。
そうすると、教会があります。教会の右手は、もうBom Retiro地区。韓国系のお店は散らばっているので、2ブロック3ブロックあたりをグルグルまわって散策してみると楽しいと思います。
韓国系のレストランも多いので、夜はプルコギなどに舌鼓をうつこともできるかもしれません。(因みに、Aclimaçãoという地区も日系・韓国系の方が多いのですが、Lua Palace(月宮)という店のプルコギは激うまです。おすすめ。ですが2005年以来行っていないので、記事になることは当分ないでしょう。)
ブラジルで人気のK-POPといえば、Super Junior、EXO、2PMとかですかねー。
大きめのCD屋さんに行くと、K-POPコーナーがあります。
Psyなんかは、ブラジルのラジオでもかかっていました。
そんなこと言っても、私は、ジャズ路線のJohn Parkが好きです。声素敵。落ち着く。
あと、Windy Cityね。渋谷系な雰囲気が心地よいですよね。もうホントいいよー。久々に聞いたけど、ホント良い。United Future Organizationあたりが好きな人は聞いて欲しいです。