観光客の行かないブラジル「学問のまちジュイスデフォーラ」
(この記事は2010年に書いた記事を加筆修正しています。)
2010年ブラジルの旅 2日目は、留学していた町、Juiz de Fora(ジュイスジフォーラ)に向かいます。料理がおいしいこと、たくさんのミュージシャンを輩出すること(この記事参照)で有名なミナスジェライス州にある街。リオからバスで4時間ほどの場所です。
サンパウロから午前10時半のバスで出発!8時間の地上の旅です。
これが、朝のバスターミナルの様子。
ターミナルには早く着きすぎたので、マガジンショップで週刊誌を購入して、暇つぶし。
バスはエグゼクティブなので席はふかふかです。
日本の高速バスよりも、きれいで、一人当たりの面積が広い感じ。
リクライニングして、フットレストも付いています。
バスターミナルで買っておいたポンジケージョをほおばりながら出発だい!
出発から暫くは、パソコンとモバイルWi-Fiで、出発直前に引き受けた仕事をしていましたが、2時間ぐらいでダウン。夢うつつとなりました。
巨大教会の町アパレシーダ
途中、Aparecida(アパレシーダ)を経由します。
巨大なアパレシーダ教会があり、多くの観光客や信者を集める町です。
その後Resendeという町のドライブインでトイレ休憩。
その後も、ほとんど寝ていて、写真はバス内では一切撮れませんでした・・・。
ジュイスジフォーラに着いたらもう真っ暗。
気温もだいぶ寒くなっていました。
バスターミナルに着いて、ホストファミリーに電話。迎えに来てもらい、そのまま、夕飯と相成りました。
留学していた当時はなかったショッピングへ。日本もそうですが、ブラジルも郊外型ショッピングセンターの進出が凄いです。
高台にあるショッピングセンターからはきれいな夜景が見られます。(つまり街からは離れている)
シングルマザーなんです。お母さんは学校の先生。留学中のホームステイで大変お世話になりました。
隠し子ルカ君に甚平を着せてみました。
ジュイスジフォーラ連邦大学(UFJF / Universidade Federal de Juiz de Fora)
私が留学していたのは、ジュイスジフォーラ連邦大学。ブラジル国内でも有数の連邦大学です。(私は交換留学でしたので、入試をうけたわけではありません。悪しからず。)
日本でいうところ国立大学に相当する大学です。
授業料は完全無料。授業料無料の連邦大に入学するには、私学の小中高に通い、予備校に通わないと受かりにくいという謎の状態が続くブラジル。お金持ちの学生も多いです。(もちろん、仕事をしながら夜間コースに通う学生もいます)
この大学は、ブラジルの連邦大の例に漏れず、広大なキャンパスに建物が転々としています。この建物は大学病院(のはず)
この建物には、私が勉強していた文学部も入っています。
学内は、当然のごとくバスが走っており、学内と市中心部を循環するバスがあります。
私が筑波大にきたときには、この留学先のことを思い出しました。
メルセデスベンツの工場
Juiz de Foraはメルセデスベンツの工場がありました。
大学への留学生もドイツからの人が多く、彼らはメルセデスの工場でインターンをしていました。
ですが、これといった観光名所もなく、観光客は絶対に行かない!と断言しても良いと思います。
ただ、ブラジルに出張や駐在で行く人は、業種によっては行く機会もあるかもしれません。
行き方
リオデジャネイロからは国道40号線(BR040)経由で4時間。
Juiz de Foraまでは全線にわたって片側2車線に拡幅されました。
一方サンパウロからは、BR116経由で8時間。
いずれの都市からもバスが出ています。
また、サンパウロからは飛行機も飛んでいます。