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日本語とポルトガル語とその周辺

ポルト・アレグレ〜ブラジルらしさあふれるブラジルの最南端州の州都

ワールドカップ、みなさんみてらっしゃいますか?

暑い町ばかりでやっていて、さぞトロピカルな国と思われてることでしょう。(cf.ブラジルといえば「サンバ」「アマゾン」「ビーチ」だよね? - Livre para Viver

さて、そんな日本は、ナタウ(ナタールって言われますけど・・・)でギリシャに引き分けてしまい、グループリーグ通過が大分あやしくなってきました。

日本戦はなんだか暑い地域ばかりで試合が行われていますが、ブラジル南部でも試合が行われています。

そのうちのひとつ、ポルトアレグレ市は、ブラジル最南端の州、Rio Grande do Sulの州都です。

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この町、今日(2014年6月20日)の最低気温が6℃です。最高気温も15℃。そうブラジルは常夏の国なんです!

ブラジルらしさにあふれた街

ブラジルのイメージをそのまま体現したような街がポルトアレグレです。

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これは、街の「ビーチ」です。

ポルトアレグレは湖に面していて、ビーチがあります。

きれいな青空、透き通った水、白い砂浜が広がっています。

水着を着た人たちが、日光浴をしたり、泳いだりしていますね。

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街中は、トロピカルな国らしい、色とりどりの服を着た人たちが楽しそうに闊歩しています。中にはビーチサンダルを履いて、水着の上に羽織っただけという人もいます。

ショーウィンドウに並ぶのも、サンダルや水着、そして、カラフルな夏服な多いです。見ているだけで陽気な気分になります。

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そんなトロピカルなポルトアレグレですが、昔の建物がとても良く保存されています。中心市街地には、歴史的な建物がたくさんあって、見ているだけで楽しめます。(これは本当。)

行き方

こんなブラジルらしい魅力あふれるポルトアレグレに行くには、リオやサンパウロから飛行機が無難です。バスもありますが、時間がかかるのでおすすめしません。

空港からは、タクシーで中心部に行くことができます。また、モノレールで地下鉄に乗り継げます。

周辺のおすすめスポット

観光客は行かないブラジル「ヨーロッパ風避暑リゾート地・Gramado(グラマード)」 - Livre para Viver

ブラジルといえば「サンバ」「アマゾン」「ビーチ」だよね?

ブラジルのイメージと言えば「サンバ、アマゾン、ビーチ」でしょうか?

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最近はテレビでブラジルが良くでていますが、ブラジルの勝手なイメージばかりに注目した番組が多くて辟易しています。ブラジルは、サッカー、サンバ、アマゾンだけじゃないです。(まぁあたりまえですけどね。しかもサッカー嫌いなブラジル人、サンバ嫌いなブラジル人、アマゾンに行ったことないブラジル人はたくさんいます。当たり前です。相撲が嫌いな日本人がたくさんいるのと同じです。)

ステレオタイプを押しつけるようなテレビ番組には、そろそろ飽きてきています。

そんなわけで、「らしくないブラジル」をご紹介したいと思います。

ヨーロッパ移民によって「作られた」国

良く聞かれるのが、ブラジルの人はどういう人種なの?ということです。

しかし、ブラジルは、まず500年前ごろ、大航海時代に「発見」されました。これによりヨーロッパとのつながりができます。

その頃のブラジルには、インディヘナの人たちが住んでいましたが、彼らを迫害し、植民地としたのです。

ポルトガルの植民地としてのブラジルの始まりです。

当初は、ポルトガル人が国を牛耳っており、そこにアフリカから奴隷が連れてこられていました。

しかし、19世紀後半になって、奴隷の貿易が禁止されると、無給で使われていた奴隷に頼ることができなくなります。

それによって、主にヨーロッパからの移民が流入するようになります。イタリアやドイツを中心とした西ヨーロッパから移民が集まります。その他、東欧、中東、日本からも移民がやってきます*1

ここわずか1世紀ちょっとの間に、ヨーロッパを初めとした様々な国からの移民が、南半球のこの地に訪れたわけです。

ですから、ブラジルには、様々なルーツを持つ人がいます。ポルトガル、アフリカ、ポルトガル以外の西欧、中東、日本などの国からやってきた移民の子孫、戦後は、韓国や中国からも移民が多く来ています。ブラジル人がどんな人種なのというのはナンセンスだということがお分かり頂けるかと思います。

ブラジルの歴史 (世界の教科書シリーズ)

ブラジルの歴史 (世界の教科書シリーズ)

 

 ヨーロッパ文化が色濃く残る南部

そんなわけで、ヨーロッパからの移民がたくさん入植したブラジル南部はヨーロッパの文化を色濃くのこします。

たとえば、ブラジルで人気の高い、グラマード。最南端のRio Grande do Sul州の州都Porto Alegre(ポルトアレグレ)からバスで2時間の場所に位置します(観光客は行かないブラジル「ヨーロッパ風避暑リゾート地・Gramado(グラマード)」 - Livre para Viver)。

雪が降ることでも有名なこの町は、夏でも涼しく、冬は寒く、多くの国内からの観光客で賑わいます。町の風景は、テレビで紹介されるイメージとは大きく異なります。

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また、Bento Gonçalvesという町はイタリア移民が作った町で、ワインの生産や、トマトの加工品の製造などで有名です。Caminhos de Pedra (石の道)という観光名所には、葡萄畑が広がり、イタリア移民の農家が点在しています。

この写真で、ブラジルだと想像できる人はいないのではないでしょうか?

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大都会サンパウロ

ブラジルといえば、「アマゾン」や「ビーチ」だと思ってる人が、サンパウロに来て驚くことと言えば「ジャングルじゃなかった」ということ・・・。

サンパウロは、2000万規模の大都市で、高層ビルが立ち並びます。

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サンパウロから最寄りの海は、サントスです。きれいとはお世辞には言えないビーチが広がります(笑)。サントスはサンパウロからおよそ80km。

サンパウロは山の中にある町で、ビーチやジャングルを想像してブラジルに来ると、衝撃を受けると思います。

まぁ、でもサンパウロもリオも、テレビで頻繁に取り上げられているので、さすがにジャングルだと思ってる人はいないでしょうが・・・。

熱帯の国ブラジル

ブラジルは熱帯の国、常夏だと思われています。が、ケッペンの気候区分では、サンパウロはCfaで温暖湿潤気候(英語だとHumid Subtropical Climate)。日本の大部分と同じです。(もちろん東京や大阪も)

サンパウロの近くを南回帰線が通っているので、赤道からの距離だとちょうど台湾くらいでしょうか。それよりも南は、さらに遠くなります。

夏は日本より涼しく感じます。

驚かれることに、ブラジルは雪の降る地域もあります。

この動画は、記録的な降雪となった去年の映像です。ブラジルの映像とは思えないのではないでしょうか。

ステレオタイプを垂れ流すのはやめて欲しい

これだけ見ても、メディアに写されるブラジルは、ほんの一局面に過ぎないことがわかります。

折角ブラジルが注目されたのだから、様々なブラジルの局面を見せて欲しいなと思います。

私がポルトガル語を話せることや、ブラジルに何年も住んでいたというと、「ブラジルっぽくないねー」とか言われます。(多分、「色白」だとか、「陽気じゃない」とかで思われるんだと思います。)

ですが、不思議と、ブラジルにいるとブラジル人だと認識されていることがあります。日本だと、「日本語お上手ですねー」とか「外国人っぽい」だけで言ったりしますが(上野行雄さんとか、そういう経験をネタにしてたりします)、ブラジルだと、まず言われません。外国人だと分かって初めて言われます。

日本では、そういうステレオタイプがあるんだろうなぁと思って、適当に流しますが、なんだかなーっていう気持ちが残ります。

↓だいたい想像できるから読んでないけど、こういうのが、ブラジルのイメージを作っちゃうんだと思う。

ハゲとビキニとサンバの国―ブラジル邪推紀行 (新潮新書)

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 ↓読んでないけど、割と多様性に注目しているのがこれ。

ブラジル・カルチャー図鑑 ファッションから食文化までをめぐる旅

ブラジル・カルチャー図鑑 ファッションから食文化までをめぐる旅

 

 

*1:ブラジルどころか、ハワイやアメリカ本土に日本からも移民がたくさん行っているということも、意外と知られておらず、驚くことが多いです。

家事サポート支援での外国人受け入れについて思う・・・。

以前から自民は育休3年だとか謎の女性就労支援政策を打ち出していますが、それらには、呆れてものがいえませーん、って感じでした。

しかし、次の記事には、憤りすら覚えたのは、私だけではないでしょう。

家事サポート外国人で女性支援へ NHKニュース

政府は、女性の社会進出を後押しするため「国家戦略特区」を活用して、家事をサポートする外国人労働者を受け入れる方針を固め、今月まとめる新たな成長戦略に盛り込むことにしています。 (強調は筆者)

つまりベビーシッターや家政婦(夫)として安い労働力を入れ、それによって、共働きが容易になるようにするということですよね。

これって、担い手が少ないから、介護士や看護師、工場で働く人たちや、高度な能力を持った人を受け入れるのと話しが全く違う気がするんです。

ここでは、問題点を2つに絞って考えていきたいと思います。

日本国籍を持つ人はキャリアを積めるが・・・

この政策をまともに受け取るとこういうことですよね。

家事を担う労働者を入れる→すでに日本に住んでいる夫婦(日本人によらず)は共働きができる→順調にキャリアを積んで高収入

つまり、既に日本に住んでいる人は、このメリットを享受できることでしょう。今まで、働きたくても働けなかった人が働けるようになりますし、一見すると良い政策です。

しかし、日本にやって来る人のことを考えてみましょう。

出身国よりも少し高い賃金が貰えると聞いて、日本に来ました。家事手伝いやベビーシッターとして働くとします。

このような仕事は、経験が増せば賃金が上がるとは限りません。また、より良い仕事に就こうとしても、家事の手伝いがお仕事だと、転職してそれ以外の仕事につくのは、なかなか難しいのではないでしょうか。(しかも政府は、新たなビザを作るとか分けワカメなことをほざいています。)

移民を受け入れるのであれば、他の日本に既に住んでいる人と同じ土俵を提供すべきです。労働者が足りないから人を受け入れるというのであれば、家事サポートに限らず、全ての職種が選べるべきです。職業選択の自由がないのであれば、奴隷と何ら変わりはないと思います。

議論の観点はそこ?

 この記事では、次のように続きます。

一方、外国人労働者を家庭に受け入れることには、ことばや習慣の違いによるトラブルを懸念する声もあり、今後議論を呼びそうです。 

「 ことばや習慣の違いによるトラブル」とはいかにも、受け入れ側の問題です。家庭に受け入れてことばが通じないとか、習慣が違って困るとかってことですよね。これって、例えが悪いですが「安い洗濯機を買ったら、音がうるさいし、脱水できないし困る」みたいなのと、大して変わらないのでは・・・。モノ扱いして

それよりも、まず、日本にやって来る人たち目線であるべきじゃないのでしょうか。

「ことばや習慣の違いによるトラブル」は、初めて住む国にやってきた彼らが経験することであり、彼らの苦労を懸念するのであれば分かります。

それがクリアにされてから、初めて、受け入れ側の困ることが、議論されるべきことなのではないか、と思います。

やって来る人たちのことがないがしろにされ、「女性の就労を後押しするには、家事サポートが必要」だから「人を日本に連れてこれば良い」という安易な、そして、極めて自己中心的な視点での政策に感じます。

人をモノとしか扱っていないことが浮き彫りになるような、なんとも悲しくなる政策です。

人はモノではない

人をモノとしか扱っていないことは、技能実習生に関する記事などを読んでも感じます。

日本の人たちが良い生活をするために、外国人に仕事を低賃金でさせる。

明らかな人権無視、人を物としてしか扱っていないような印象を受けます。

 ※看護・介護の分野でも外国人が増えています。

専門日本語入門 場面から学ぶ介護の日本語【本冊】

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