Livre para Viver

日本語とポルトガル語とその周辺

日本語で日本語を教える

毎日、書くという目標を掲げたものの、わずか数日で挫折してしまい、大分、お久しぶりのエントリーです冷や汗

この一ヶ月なにしていたのかというと6月から週1回日本語学校の見学に行っており、

7月初頭から晴れて日本語教師として教壇に立っています。

週2回、8コマだけですが、すでに始まって2週間が経ち、少しは慣れてきたという感じです。

担当のクラスは初級がそろそろ終わるころ。『みんなの日本語2』がそろそろ終わるころから担当しています。

中国を始め3カ国からの学生を教えています。

いままで、教えるという仕事は、母語を使って母語話者に教えるという仕事しかしたことがありません。

母語を使って、非母語話者に教えるというのは、いささか難しく、まだどこまでのことばを使ってもいいのか悩ましい次第。自然な日本語を学ぶという意味ではあまり意識しないほうがいいのかもしれませんが、学生が理解してくれなくてもね、って感じなので、少し考えどころです。

日本語母語話者である我々にとっては、それほど意識しないようなことでも、非母語話者にとっては疑問に思うことも多いようです。

「へえ、そんな違いがあったか」とか「いえる場合といえない場合があるけど、どういう違いか分からない」と自問させてくれます・

このことが本業(?)の言語研究にも非常に大切です。

言えるのか、言えないのか、それを聞いて自然に感じる場合とそうでない場合を判断して研究していく手法をとることもあります。

日本語学校で、教壇に立つことは、自らの言語研究に役立つことが多くあります。奮闘して、信頼される日本語教師になりたいなと思っています。