Livre para Viver

日本語とポルトガル語とその周辺

つくばに住み続けたいとつくづく思う魅力

つくばの郊外に何年か住んだ後、つくばの中心地にほど近いところに引っ越しました。

ブラジルに6年住んだ後に、高校入学と同時に日本に帰国してから学部卒業まで、約7年間地元に住んだので、ほぼトントンといったところです。

東京・千葉・茨城に仕事がある限りは、つくばに住み続けたいなと思っています。

今日は、その理由を整理して書いてみたいと思います。

(首都圏の大半の地域に住んでいる方に比べたら、だいぶ田舎町の出身の私による独断と偏見ですので、その点は悪しからず)

つくば都会じゃん!

最初に、つくばに来たのは、大学院への進学を考えていた、大学4年生の時のことでした。

地元、富里(成田の隣町)から、約50キロの道のりを1時間半かけてやってきました。

成田の市街地を抜けると、つくばの市内に入るまで、所々小さな街があるものの、ほとんど、田んぼか畑か雑木林しか目に入りませんでした。

少し不安になりつつも、「筑波研究学園都市」の入り口の案内カンバンを見たときには、ホットしました。が・・・それでもなお、20分ほどは、建物もなく、不安しか感じませんでした。

土浦学園通りにぶつかると、一変、地元では見ないような高いビルがたくさん林立しており、こんどはあまりの都会ぶり(大げさではなく)に驚愕したのでした。

(まぁ、下の写真のようなところから来ればねぇって話しですが。市内のホテルから地元富里の中心市街地を望んだ写真です。)

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茨城って、イメージがほとんど沸かず、牛久大仏ポティロンの森*1くらいしか思いつかなかったのです。

あとは、父が、今は稲敷市になった、江戸崎町に度々出張に来ていたことくらい。

近いけど、遠い場所くらいの感覚でした。

魅力1.整然とした街並み

好き嫌いはあると思いますが、個人的には、つくばの整然とした街並みが好きです。

いかにも、「作りましたー!」って感じの街は、どこかブラジルの街にも通じるところがあります。

緑が多く、並木がきれいです。また、車道と歩道が完全にわかれていて、車にも人にも優しいデザインが素敵です。

でこぼこが少なければ、ユニバーサルになってより良いのですが・・・。

魅力2.東京に近い

これは、都心の近くに住んでいる方には、あまり魅力に感じないかも知れませんが・・・

成田駅までバスで20分、成田駅から日暮里まで1時間以上という場所に住んでいた身かすると、かなり魅力的です。(北千住なら35分とかだったりするし)

秋葉原までヘタすると45分で行き着くつくばエクスプレスは便利すぎます。

都心の主要駅まで、成田駅より20分ははやくつきます。

しかも始発だから待てば座れるし(成田もだけどね)。

帰りは高速バスを使えば、楽々に座って帰れます。

魅力3.バスが多い

これまた、一応東京から60キロ圏内にあった我が地元の街と比較してしまいますが、我が地元は、日中バスが走ってない時間帯があったりします。(バスしか公共交通機関がないのにも関わらず)

そのため、下手な時間に帰ってきたりすると、1時間半バスを待つこともざら。しかも終バスが早く、休日だと都内を19時半には出ていました(笑)。

幸い成田駅前は割と栄えているので、ドトールやマックで暇を潰すことができましたが・・・つくばの場合は、駅前にショッピングセンター・デパート・スーパーがあります。

何せ、成田駅前は、飲食店以外はコンビニと本屋しかないので、暇の潰しようがないのです。

ちなみに我が家の最寄りバス停は、1時間に9本以上のバスが走っています。

魅力4.駅前になんでもある

これも都会っこには,バカにされますが、駅前にショッピングセンター・デパート・スーパーがあります。

つくばは郊外型店舗が多いですが、成田は、デパート(笑)*2でさえ駅前になく駅からバスです。。。

魅力5.公園が多い

つくばは公園が多くて、週末ともなると家族連れ、デート中のカップルであふれます。

ちょっと買い物に歩いていくだけでも、散歩気分を味わえます。

緑が多いのは、いなかに育った身には、とても落ち着くのです。

また、ペデストリアンと呼ばれる歩行者道路も、まるで森の中の遊歩道のようで、心地がよいです。

魅力6.子どもが多い

休日のショッピングセンターや公園は子どもであふれています。

子どもがたくさんいると、若いエネルギーに満ちあふれているようです。

1年以内に子どもが生まれることを考えると、子どもが多くて、歓迎する空気があるのは、とてもありがたいことです。

魅力7.つくばの雑多感

街なみは整然としているし、全体的に白基調で、シャレオツな感じなのですが、研究の街だけあって、様々な地方から来ている人が多い印象です。

多くは関東からなのでしょうが、関西の方言も良く耳にします。

また、外国からの研究者も多く、いろいろな言語を話すひとたちの声を聞くことができます。

一様な街の中にあっても、生きる人たちは、多様である。というのも魅力の一つなのかもしれません。

多様性にあふれた街での子育てができるのも魅力なのかもしれません。

とはいえ・・・

つくばにもの申すとしたら・・・

まず、街灯をどうにかして欲しいです。通りは真っ暗で、街中でも街灯がなかったりします。これはどうにも危険ですし、真っ暗過ぎて転びそうになったこともあります。

それから、市役所が、車で行くようなところにあるのも改善して欲しいです。

駅前に窓口センターが欲しいところ。

いろいろ、言いたいことは尽きませんが、つくばは郊外の街としては、とても住みよいと実感しています。(ただ、先ほども書いた通り、いなかの町出身者の独断と偏見ですよ)

『湘南スタイル』と同じ出版社が出している『つくばスタイル』なる雑誌もあります。

つくばスタイル 17 (エイムック 2674)

つくばスタイル 17 (エイムック 2674)

 

つくばで地元産の野菜や果物を見つけると凄く嬉しくなる。

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*1:江戸崎農業公園。その名の通り、農業が体験できる公園で、チバラキ地域(?)にある我が地元でも新聞に折り込み広告が入っていました。

*2:ボンベルタ百貨店という冴えない(イオン系の)デパートがあります。最近は大型スーパーといった雰囲気・・・イトーヨーカドージャスコ