【覚え書き】日本語教育能力検定に合格するために買った本
私、ブラジルやポルトガル語やらのネタが多いのですが・・・
実は、日本語教育能力検定(日本語を教える能力があるということを客観的に示す検定試験)に合格しています。
国家資格ではないので、合格していなくても日本語を教えることはできますが、国内の日本語学校の採用の際に、この検定試験に合格していることを条件の一つにしている学校が多いです*1。
学部4年間で、うち1年はブラジルに留学していたため、日本語教育プログラムを修了したことの証明書が発行できる規準に達していませんでした。
4年生の時に、日本語教育の先生に伺ったら、「教育能力検定」を受けてみるのが良いのでは、とのことで翌年、修士1年のときに、日本語教育能力検定を受検、合格しました。
全くの独学
学部生の時に、日本語学概論、日本語学、言語学概論、音声学・音韻論等の、日本語学・言語学関連の授業を受講、また、日本語教育学の授業も聴講していました。
ですから、ある程度の知識はあったものの、学部レベルです。
「日本語教育能力検定」は、学部レベルの勉強では、足りないものも多いです。
アルクの日本語教育能力検定向けの教材は便利
院試の勉強も兼ねて、アルクから出ている日本語教育に関する用語集を、まずは購入。
実際に購入したのは、これの古いバージョンです。
こちらは、言語学・言語教育学等、関連分野の用語が網羅的に整理されています。
いずれの用語についても詳しい解説が付いており、院試の際には、特に出題されそうな用語について、自分でその説明が読まずにできるようになるまで繰り返しました。
説明も大変分かりやすく、言語学・言語教育に関する必要な用語で、「日本語教育能力検定」および院試の勉強において不足を感じたことはありません。
この本は、恐らくマストだと思われます。(そして院試にも役立ちます。)
概要を知るにはこの本
「日本語教育能力検定」は数ある検定試験の中でも、おそらくあまり知られていない部類ではないかと思います。
そんな「日本語教育能力検定試験」について、何を勉強したら良いのかが分かりやすく説明された本です。
私は、この本を読んで、音声学・音韻論の勉強に重点をおきました。
ムックとは思えないレベルの価格ですが、CDも付いていて、非常に役に立ちました。おすすめです。というか、買った方がいいと思います。
リスニングは重点的に
日本語母語話者の人は特に、音声のトレーニングなく日本語を話していることと思います。
日本語教育能力検定の音声学に関わる内容は、聞き取りにかなりの集中力を使う、難しめなもの(私にとっては)でした。
そこで、既に購入してあった、次の本を改めて開きました。
これは、音声学・音韻論の知識がない人にもとっかかりやすいものです。
私も、音声学は、留学中に囓っただけだったのですが、この本のお陰でとても良く分かりました。CDも付いているので、「日本語教育能力検定」の勉強にはもってこいです。
あとは問題集
あとは、過去問でも良いので日本語教育能力検定の問題集。問題集をやって分からなかったものは、用語集に戻って確認という勉強でブラッシュアップをしていくのが良いと思います。
特に記述に重点を入れて勉強するのが良いかなと思います。
*1:その他、大学の公募でも条件になっていることがあります。